2009年10月アーカイブ

空海

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ちかごろ、空海・弘法大師さんとのご縁ができました。

むか~し、アドラーギルドの四国遍路に、一度だけ参加したことがあります。
でも、その頃は、私はあまり弘法大師さんにご縁がなかったようです。

今年の6月、箱根の成川美術館で、たまたま
日本画家・牛尾武さんの「空海の空と海」という個展を見ました。
美しい緑の勝った色彩の、迫力ある風景画のなか、

kukai.JPG一枚だけ、手漉き和紙に墨の濃淡で描かれた
空海像がありました。
いきなり、
この空海に惹きつけられてしまいました。

この姿勢。
五鈷杵を持つ右手のねじり具合。
左手の数珠のリアルなこと。。。

弘法大師というと、私には
なにか円熟した地味なお坊さんという程度のイメージしかなかったのですが、
この絵の空海は若い僧形で
天地の神秘をその手に掴まえ、高揚した瞳で何かを見据えています。

まるで空海その人の存在に出会ってしまったようで、
しばらくその場から動けなくなりました。


10月1日にヨランタが来日して、目まぐるしい日々を私も送っているのですが
その中で、不思議なことに、ますます空海が近づいてきています。

10月4日、ひとりで京都の東寺に行きました。
そこでやっていた展示会「曼荼羅の美」を見るためでしたが、
ふだんは御影堂に安置されている「弘法大師座像」も会場に並べられており、
すぐ手の届く近さで拝見することができました。

それがまた、思わず手を合わせてしまうほど強烈なインパクトの木像で

牛尾武さんの描いた弘法大師のモデルではないかと思うぐらい、
江戸期のものですが、ハンサムで、強くて力のある空海でした。


10月10日と11日、ヨランタとの「宿坊ツアー」で、高野山に行きました。
言うまでもなく、空海の開いた寺です。
即身成仏した弘法大師は、いまも奥の院におわすはずです。

奥の院に至る林の中の道は、
なにやらいっぱいいろんなものがうようよ彷徨っている感じでしたが
奥の院で般若心経をあげると、居合わせた人々もいっしょに唱和され
深いトランスに入りました。

空海は、やはり偉人なのでしょう。
そのエネルギーは、いまも高野山・奥の院あたりに強い磁場を作っていて
魑魅魍魎、百鬼夜行、彼の庇護を求めて集まってきているようです。

いま、司馬遼太郎の『空海の風景』という小説を読んでいます。
司馬遼太郎の空海の描き方は、あまりに即物的で好きになれませんが、
空海・弘法大師の生涯を、宗教色を離れて、知ることはできます。
読み進むにつれ、牛尾武さんの描いた「空海の空と海」の風景が目に浮かびます。

そんな話を人にすると、今度は
淡路のお寺に奉納された日本画家・直原玉青の「弘法大師修行図絵」の
コピーをいただけることとあいなりました。
ゆっくり拝見させていただこうと思います。


こうやって、人間を越えたところまで行き着いたかもしれない人に、
ゆっくりとひとりずつ、出会っていくのかもしれません。
ご縁があれば。。。

来月13日からは、私にとって二度目の四国遍路です。
さて今度は、お大師さんに出会うことができるでしょうか?
たのしみです。

琥珀の物語

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来日したヨランタが
小さな琥珀を見せてくれました。

バルト海沿岸地方は琥珀の産地だそうで、
ラトビアのシンボルなんですって。

Amber represents health and
it also is a symbol of Latvia.

ラトビアの国土はほとんど平らで、
いちばん高い山でも300mしかないそうです。

彼女の育った首都のリガは
バルト海に面しています。
海と琥珀に関したお話を聞かせてくれました。

琥珀は、松の木の涙なの。
松の涙は、海の底の深いところで生まれる。
ときどき正しい風が吹いたときにだけ、
海は、松をなぐさめるために
波にのせて、琥珀を陸へ打ち上げる。

その風の向きは決まっているの。
その風が吹いたら人々は海岸に出て、
海からの贈りものを拾い集める。

それは松の木を癒やすためのものだから
人も琥珀に癒やされる。

Oh, what a beautiful story!
Thank you.
The sea is so abundant and generous.

毎年2月が、台風と、それにともなう高波の季節。
低地の家は毎年のように浸水するのだけれど、
人々は海の近くに住みたがる。

嵐の翌日、海の近くのバーが水浸しになってしまって、
そこらじゅうに酒瓶がぷかぷか浮いていたことがあったわ。
みんなが大喜びで拾いに行っていたのを覚えている。

Is it one of your early recollections?
Yes!
World is generous!

海を見るのが好き。
視覚情報を大切にする視覚型。
エキサイトすることが好きだけど
安全なところから見ていたい。

なんだか似ているなあ。私と。

速報!

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ヨランタとナラがラトヴィアから到着しました!

今朝9時前に関空に着くよう、早起きして、
野田先生と、学会代表のO理事と、私と3人でお迎えに行きました。

待ちわびた私たちの前に
大きな荷物をガラガラとひっぱって出てきたのは
あいかわらず小柄だけれどエネルギッシュなヨランタと、
2年の間にすらりと背がのびて成長したナラ。

再会の挨拶とハグのあとの、ヨランタの第一声は、"Oh, I did it!" (^_^)v
なんてかわいい、正直な人でしょう。

海外のアドレリアンを2ヶ月もの間、日本に滞在してもらうこのプロジェクト、
呼ぶほうの私たちにとっても初めてのことばかりですが、
国をはなれて私たちにすべてを任せ、文字通り飛んできてくれた彼女たち。
ここに来るまでに、すでに相当に challenging な冒険だったはずです。
Yes, you did it!
We are very happy to meet you here!

日本とリガ(ラトヴィアの首都)の時差は6時間あるので
午前9時は、むこうの午前3時になります。
飛行機の中でほとんど眠っていないというふたりは、かなり疲れていたはずですが、
ともかく初めての「Orient(東方の国)」に感動しっぱなしで
空港あたりの景色にも、空港から大阪まで湾岸線沿いの景色にも、
やれ海の色がちがう、
木の種類がちがう、
It's so beautiful!と興奮しっぱなしでした。

手配したマンスリーマンションは、私のマンションのすぐ近くです。
鍵を受け取れるのは今日の午後3時以降だったので、
いったん私の家に連れて行き、荷物を置いて休憩してもらいました。
野田先生も、O理事さんもご一緒に。(せまい我が家はぎゅうぎゅう ^^;)

それから彼女たちのパソコンのためのアダプターを買いに
大型電気店に行かねばならないことが判明し、
荷物をうちに置いたまま、いったん難波に出てアダプターをゲットしました。
難波では、見るもの聞くもの目新しいことばかりで、
あまりにも多くの情報の氾濫に、ふたりとも目をまわしていたようです。
ヨランタはあちこちにカメラを向けて、写真を撮りまくっていましたし、
ナラの方は、地下街のファッションのお店にめちゃくちゃ喜んでいた様子です(^^)
簡単な晩ご飯のための食材も買い込んで、またうちに戻り、
ようやく午後3時、彼女たちの2ヶ月間の住まいに案内することができました。

湯沸かしや洗濯機の使い方や、オートロックの開け方、ゴミの処理など、
できるだけ説明して帰ってきましたが、うまく伝えられたかなぁ。
国内用のプリペイド携帯を渡しているので、
何か困ったことがあれば連絡してきてくれるでしょう。

長い長い移動でしたから
おそらく今頃は、ふたりともぐっすり夢の中でしょう。
初めての日本の夜、ゆっくり休んでいただきたいと思っています。

明日は私はカウンセリングの仕事があるので、夕方の歓迎会までお世話できません。
昼間は野田先生が、市内のお寺などに連れていってくださるということです。
しばらく exciting な日々がつづきます♪

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