2009年11月アーカイブ

I will miss them!

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ヨランタとナラの滞日は、もうすぐ終わります。

私の担当する晩ごはん当番は水曜日ということになっていたのですが、
彼女たちが出張で大阪にいないときも多かったので、
けっきょくは、2ヶ月で4回ほどしかお世話できませんでした。

お肉をつかわない料理は
むかし玄米生食に凝ったこともあったので、わりと好きなほうで
食後のからだの感じが軽くて、とてもいいなあと思います。
これからもできるだけ続けようかなと思っています。

彼女たちのマンスリーマンションは、ほんとにうちの近所なので、
食事以外でも、お茶に呼んだり呼ばれたり、いつでもできるわ♪
と思っていたのですけど
残念ながら忙しすぎて、とてもそれどころではありませんでした。

彼女たちが来日した当初こそ
生活のさまざまなことを伝えに、何度も彼女たちのマンションまで行きましたが
高知総会以後は出張も増え、
だいいち私の方が平日の昼間は仕事で家にいないので
大阪の日常をいっしょに楽しむようなチャンスは、ほとんどありませんでした。

もっとも、帰宅途中に偶然、近所のコンビニでばったり出会ったり、
総会や高野山、お遍路などの旅の行き帰りはいつも一緒でした。
そういう意味ではご近所生活を満喫していたといえますね。

神戸のポンクラに来てもらった帰りに
住吉川沿いの遊歩道を下流の駅まで、いっしょにゆっくりと歩いて
私が子どもたちと長いこと暮らした界隈を見てもらったのも
なんだかうれしい時間でした。

食事をしながら、いろいろチャットします。
ほとんど他愛のない話です。

ヨランタが離日を前に、髪をカットしていました。
「前に行った美容院に2度目に行ったの」と言うので
「あら、そうなんだ。いいわね。どうやって見つけたの?」と聞きました。

なんでも彼女たちのアパートの裏道に美容院があるのを見つけたのだとか。
表から見て女の人がいたので入っていって、英語が通じるかどうか聞いたら
やってくれるって言うからお願いしたんだって言います。
15歳と13歳の子どものいる美容師さんで、ナラが14歳なので話がはずんで
とても楽しくカットしてもらったのだそうです。

「へえ~冒険したのね」
「そう、このへんは歩き回ったわ」

新しい土地で美容院を探すのって、私にはいつもちょっと勇気のいることです。
今もまだ、以前いた塚口の美容院に通い続けているし。
ヨランタたちの美容院に関しても、
もし聞かれたらそこを紹介しようと思っていました。
でも、すでに自分たちで開拓していたんだ。
私もそのお店、試してみようかな?

「大阪城には行けなかったね」
「ええ、でもね、あまりにもたくさんのことを欲張ってはいけないと思うの。今回はここまでっていう限界があると思うのよ。ほんとにあちこちで、ほんとにいろんなことを経験したから」


そんなディナータイムも、昨日で終わりました。
実は季節性インフルエンザの予防接種の副作用で、私は少し熱がでていて
あんまりごちそうが作れなかったのが残念・・・

明後日の土曜日に、
大阪天満宮近くの貸しスペースで、最後のヨランタ・ワークを行います。
日曜に関空近くのホテルに移動して
月曜日、彼女たちはフランクフルト経由の飛行機で帰ります。
そのあと、マンスリーマンションの鍵を返却して
ヨランタ・プロジェクトは終了の予定です。

なによりも、事故も何もなく
ハードスケジュールにもかかわらず彼女たちが健康で、
みんなが楽しんでくださったようなのが、
とってもありがたいです。

しばらく淋しいだろうな。

歩き遍路(3)

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今回のお遍路は、先達の野田先生に
henro7JPG.JPGヨランタ、ナラを加えて総勢12名でした。

歩き遍路は良いものです。
町中を歩くのもよし
山の中を歩くのもよし
どこまでも、高い空がつづいています。
自分に背負いきれるだけの荷物を背負い
自分の足で、ただ歩きます。

でもひとりで歩くのではありません。

お遍路宿で、どちらから?と聞かれるたびに
大阪です・・・と答えながら、こころの中では
近くは地元徳島から、遠くはラトヴィアまで・・・と思い出し、
このメンバーの多彩さにあらためて不思議な縁を感じました。

それぞれがそれぞれにできることを、自然に行っていました。
みんなが疲れたとき、絶妙のタイミングで甘いものを配ってくれる人。
お接待でいただいたみかんを、みんなのために運んでくれる人。
今夜のお風呂に浮かべようと、柚子を摘んでくれた人。
足をいためた人に手を貸していっしょに歩く人。
ペースをつくる人。
しんがりを守る人。

登山がはじめてのナラは、急な登りで何度も休みたがりました。
主張ができるのは、すばらしいストレンクスです。
立ち上がるときは、ヨランタに甘えて、ひっぱり起こしてもらっていました。

なんといってもまだ14歳。
うちの子が14歳のとき、もし一緒に来ていたら、どうだったろう?
もっと文句を言っているのじゃないかしら。

山上についてしばらくしたとき
たまたまひとりでいたナラに「大丈夫?」と聞いたら
「ごめんなさい、私に合わせてもらって。アヤコさんこそ大丈夫?みんな大変だったろうに、ほんとにごめんなさい」と、一生懸命に謝ってきました。

ふたたび、うちの子が14歳だったら、と思いました。
こんなにちゃんと謝れるでしょうか。

「大丈夫よ!へとへとだけど。ナラのおかげで休憩できて助かった!」
「きのうの晩だって、先に寝ちゃってごめんなさい。疲れてたけど、そんな死にそうだったというわけじゃなかったの。ただ・・・」
「いいのよ。夜中すごい雨だったね」
「そう!夜中に目がさめて音を聞いていたわ。早くに寝たから、目がさめちゃったの。いつもは夜中眠っているし、音楽聴いてたりするから、真っ暗な中で雨の音を聞くのは、なんだか初めてで、とってもおもしろかったわ」

ナラにしたら、ちっともフィットしない同行二人の傘を頭にかぶせられ
なんだか邪魔になる金剛杖を持って山道を歩かされ
あげくひとことも理解できない般若心経を唱えるおばさんたちをただ眺めているわけで
いや、お付き合いごくろうさま、としか言いようがありません。

でもナラは、自分に興味のあることをちゃんと見つけて楽しんでいるんだなぁ~
これもすごい能力です。
そしてそれを、ちゃんと私に伝えてくれるありがたさ。


henro8JPG.JPG3日目は、ひとつ急な峠を越えたあと
美しい竹林を通り
22番平等寺にお詣りしました。
何かのお祭りがあったのでしょうか、
五色の旗の翻る美しいお寺でした。
ご本尊が薬師如来さまだったので、
兄のため、病気平癒のお守りを買いました。

そして無人駅でお遍路装束を解き
みんなふつうの人の姿に戻りました。
鈍行列車で徳島へむかう中、
ゆっくりと、お大師さまの世界から
日常世界へ還っていきました。

夢のような、いい旅でした。

歩き遍路(2)

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朝早くにお遍路宿を出るころには、雨はほぼ上がっていました。
ですが山の天気はいつ変わるかわかりません。
念のため、レインコートにレインズボン、リュックにレインカバー、
リュックの中の服やタオルはビニール袋に入れ、
携帯やデジカメは、ジップロックに入れて出発しました。

henro4.JPGでもお天気はその後どんどん良くなって、
なんと私たちは一滴も雨に降られなかったのです。

雨上がりの朝の山間の道の美しいこと。
少し寒くても、歩いていると暖まります。

・・・・・・というか、なんだこの道は!
しだいに坂が急になり、階段が続き、
暖まるどころか、汗がだらだら。
どこまでも、急な斜面を這い登るような山道になりました。

Oh, this is the steepest road I have ever climbed!

こういうとき、マインドはいろんなことを言いますね。
劣等コンプレックスがばりばりに出てきて
まるでダイナミック瞑想をしているときのようです。
違うのは、瞑想は辛かったら自分でやめられるけど
登山は辛くてもやめられないことです。
登るっきゃない!

そのうち、これはワーリング瞑想と同じだなとも思いました。
マインドが何か(しんどいな~とか、やめたいな~とか、あとどれぐらいかな~とか)
考えたとたん、ワーリングで目が回ってしまうように、
ここでも、ちょっとマインドに耳を貸すと、息が苦しく、足が動かなくなります。
何も考えず、ただ一歩一歩、足を前に出しておれば
からだは自然に上に上がっていくようでした。

Breathe in, the energy flows in.
Breathe out, your sufferings go out.

次にどこに足を置くか
次はまたどこに足を置くか
一歩一歩、それだけに aware でおればよいのです。

20番鶴林寺は、お鶴さんと呼ばれる女性的な美しいお寺でした。
そこに着いたのが10時半ごろ。

今度は一気に下りです。
急な山道の下り階段の連続に
私の膝は完全にがくがくになってしまいました(*_*)

henro2.JPGでも人のからだって不思議です。
休憩して足を休めると、
またみんな歩けるようになるんですね。
自然から力をもらうすべを知ると、
人間は力以上のことができますね。
お昼休憩をした草原に寝ころんで見上げた空は
こんなにも美しい空でした。

そして再び、21番太龍寺まで、
同じぐらいの高さを一気に登ります。

私みたいに非力な者にとっては、ごくふつうの登山でも
と~っても「効く」のではないでしょうか。
たとえばお酒を飲めない人は少量のお酒で酔っぱらえるけど、
お酒の強い人は、たくさん飲まないと酔っぱらえないでしょう?
非力なだけに、いただけるエネルギーのありがたさがよくわかるような気がします。

Breathe in. Breathe out.
登りは、呼吸のバランス。
下りは、身体のバランス。
あとは何も考えなくていいみたい。。。

さて太龍寺は、弘法大師が修行をされた大滝嶽にあり、
その空気の清浄さはすばらしいものでした。
おりしもお堂には灯りがともり始め、眼下の林と里には日が当たり、
はるか遠く東の方角には海が臨め、
西の山には、朝に登った鶴林寺を小さく認めることができました。
感謝!

henro3.JPG

歩き遍路(1)

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数えると、お遍路に行ったのは9年も前のことでした。
当時の私は貧血がひどかったので1番から11番までの平地コースだけで、
そこから先の山越えはとても無理と思って歩きませんでした。

今回のお遍路は2日目にふたつの山越えがありますが、
ヨランタたちといっしょでゆっくり歩く計画だし、
貧血も治っているから大丈夫でしょう!
と自分に言い聞かせ・・・

立江という無人駅に着いてお弁当を食べて
ぶらぶらと19番立江寺にお詣りして、
それから1日目は、歩きやすい平地の道をほぼ10キロ歩きます。

歩き遍路の原則は、当たり前のことですが、自分の荷物は自分で背負うこと。
最低限の荷拵えにしていますが、
歩くほどに、リュックが重くなってきます。

Yes, I should carry my own load.
This is life.

でも目にはたのしいお遍路です。
前のお遍路は3月末で、梅、桜、木蓮、菜の花の贅沢な花遍路でしたが
今回は、花よりも実!
henro1.JPG柿、蜜柑、金柑、八朔、柚子、栗、無花果。
阿波の自然は、とっても豊かです。
歩くほどに、こころ豊かになります。

もちろんヨランタは、写真を撮りっぱなしで
たのしんでいました (^_^)v

たくさんのお接待もいただきました。
山ほどの甘~い蜜柑。
手作りのティッシュ入れ。
すれ違う小中学生たちのかわいいご挨拶。

宿に着き、夜の9時すぎにはヘロヘロと布団に入ったのですが
真夜中、足がつって目がさめました(>_<)
外ははげしい雨の音です。
明日の登山、さてこの軟弱な私に歩けるのでしょうか~?

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