2010年4月アーカイブ

萌黄の森

| コメント(0)

まぶしい春になりました。
連休初日は、お散歩日和です。

今年はじめに大阪に引っ越してきたある青年が
「天神ノ森」という土地に住んでいると聞き、
この地名に心惹かれていました。
それで今日は、上町台地の南のはしを歩いてみることにしました。

地下鉄堺筋線、南の終点「天下茶屋」で下車。
太閤秀吉さんの時代には、千利休の広大なお茶室があった所です。
駅の東側を南に少し歩くと、小さな美しい社がありました。

tenjin2.jpg

「もえぎ」は「萌黄」又は、「萌木」「萌葱」と書きます。「萌黄」とは植物の新芽があらわれた時の青と黄の中間色の事を云い、「萌木」はその「萌黄」色に覆われた植物の状態を云います、「萌葱」はその文字が示すように葱の新芽の色のことを云います。

毎年3月中ごろより4月末にかけて、当天神ノ森天満宮境内の13本の楠木(樹齢約五百年から六百年といわれている)は古い葉っぱをすっかり落とし、総て新芽に変わります。その有様は長い勤めを終えた後、古い衣を脱ぎ捨てて、新たな仕事に向う姿に似ています、又、その姿は若々しく生まれ変わり、気力の充実した若者のようです、しかし、うわつく事無くしっかりと大地に足をつけた心強さを与えてくれます。私達も長い冬の間に背中を丸め、手足を縮め、気力も枯れた様になっております、この状態を「けがれ(気枯れ)」と云います。

13本のご神木の生命力を戴き、「けがれ」を祓い、日々の活力、気力を培うお祭が「もえぎ祭り」です。
      平成22年4月吉日     天神ノ森天満宮 宮司

5月9日12時半から、こちらで「もえぎ祭」があるんですって。
お近くの方はぜひどうぞ(^o^)

tenjin4.jpg楠木はほんとうに美しい木だと思います。
桜が終わってふと気がつくと、いつの間にかもこもこと葉っぱを繁らせていて
小鳥を宿し、少しの風にも感応し、枝葉を揺らせます。
見上げると、葉っぱは涼しげで、思いがけずたくさん日を通します。
神戸の湊川神社(楠公さん)あたりも、もちろん楠木は多かったけど、
大阪でも、楠木を祀るお宮さんは多いようです。
こんなにもこの木への愛にあふれた文章を読んだのは初めてだったので
なんだか嬉しくなりました。

目の中まで、もえぎ色に染まってしまいそうです・・・
道行くご老人たちも
路傍の植木も、やっと訪れた春にうれしそう。

tenjin3.jpgさらに少し行くと
阿倍野神社がありました。
こちらは広くてたくさんの末社があり
絶対に狐が棲みついていそうなお稲荷さんや
お百度参りをする奥の宮がありました。

ご祭神の北畠親房は南朝の英雄です。
後醍醐天皇に仕えたのち、
後村上天皇のために帝王学の教科書として記した
『神皇正統記』の冒頭の言は、以下のとおりで
保田與重郎が絶賛していました。

「大日本は神國なり。天祖はじめて基をひらき、日神ながく統を傳へ給ふ。我國のみ此事あり、異朝には其のたぐひなし、この故に神國といふなり」

ディープサウスからの帰途は、チンチン電車(阪堺電車)に乗りました。
窓から吹き込む風がとても爽やかで
私も冬の「古い衣を脱ぎ捨て」た気持ちになりました。

明日はカウンセリングのお仕事がひとつ入っていて、
明後日からは、今年も「かささぎ座」へ。
ご神木の生命力をたくさんいただいたので、
たのしんでお勉強できそうです(^_^)v

お寺ヨガ

| コメント(0)

ようやく、またヨガを始めました。

尼崎にいたころ通っていたのは、駅前のフィットネスクラブ。
主にピラティスとヨガのクラスに出て、
ちょこっとトレーニングしてお風呂に入って帰る、
というけっこうな生活でございました。
指導してくださるのは、マイクをつけたナイスバディのお姉さんたちで、
Deva Premal のマントラも、ここで見つけて、はまったものです。

大阪に越してから、あちこち面白そうなヨガ教室を見つけていたのですが
どうやら、週1回月4回の月謝制がほとんどでした。
去年の前半は兄が入院して、気持ちに余裕がなく
後半は忙しすぎて、毎週決まった時間に通うのは無理な状態でした。

今年になってお散歩中に、一心寺の三千佛堂で
「ヨーガ錬成会」という掲示を見つけました。
なんでも一心寺の所有する洗心館という柔道場で、
月に2回土曜の午後に、1回1500円でヨガを教えてくださるのだそうです。
それで、2月の土曜日に試しに行ってみました。

お金持ちのお寺らしく、コンクリート造りのモダンな建物の
地下1階が道場です。玄関は広く清潔で、
作務衣に輪袈裟の受付の人たちは、みなさんきびきびと動いておられます。
畳敷き道場の正面には金色の十一面観音像、梁の上に居並ぶのは十二神将。
なんとも不思議な空間でした。

yoga.jpg先生は、痩せて目の大きな60歳ぐらいの男性で、
小さな声でぼそぼそと指導されます。
音楽、一切ありません(/_;)。
若い人、ひとりもいません(^^;)。
全部で20人ぐらいのおじさんおばさんが
畳の上に持参のバスタオルを敷いて、
黙々と呼吸して姿勢をとるという
超・地味なヨガなのです。

まあでも、先生は親切だし
2時間で1500円はお得よね。
しかも、うちからバスで10分という手軽さなので、
また参加しようと思いました。

といっても土曜日といえば、野田ウィークがあったり、
スピリチュアル・ワークがあったり、特殊講義があったりで忙しくて、
ようやく昨日、2ヶ月ぶりに行くことができました。

いややはり、ほんと~に地味です。
以前に着ていたヨガウェアは、おとなしいものでも、ここではとても着れません。
よれよれの白Tシャツに紺のジャージの先生のお話は
ときとして眠りを誘うぐらいに静かです。
動きも、以前覚えたような派手なアサナ、
私の好きな戦士のポーズなどは、全くしてくださいません。
あくまでも中高年向き、健康第一のヨガのようです。

ただ、呼吸を徹底的に指導していただくせいでしょうか
今日気がついたら腹筋が痛い!
久しぶりの感覚です。
やっぱり効いているんですね~
なんとなく体の中から detoxcate された感じ・・・
なかなか良いです。

最初と最後には必ず3度ずつ、
般若心経の最後のマントラを、サンスクリット語で唱えることになっています。
お寺だからというのではなく、講師の先生のやり方ということです。

浄土宗の空間にはなんとなく馴染めないタントラ密教好みの私なのですが、
Gate gate para-gate para-samgate bodhi svaha.
のおかげで、ちょっと折り合えるかもしれないな。
体にもよいみたいなので、しばらく続けてみようと思います。

May I Help You?

| コメント(0)

昨日は月にいちどのポンクラ。
1月から公共の施設の部屋を借りて自助グループをやっています。

この9年間の生活の変化にともなって、ポンクラの会場も移り変わりました。
もともとはリビングルームの大きなテーブルで始めたのですが、一転、
隠れ家的6畳の和室で、車座でお座布団という形態に移り、それも一転、
サロンのソファーでゆったり過ごした1年があっという間に過ぎ去り、

今年からは、殺風景な集会室で長机にパイプ椅子です。
でも、目的はアドラー心理学のお勉強なのですから、
仲間が集まれば、どんな場所でもいいのです♪

さてそこで、なにげに最近の息子の話をしたら、思いがけず
「あやこさんもがんばってはるんやね~」と勇気づけていただいたので
こちらでもシェアしようと思います(^^)
息子に対するときの、私の煩悶と葛藤をお聞きください。

ポンクラを始めたときは小学校6年生だったわが息子。
おかげさまでいわゆる「反抗期」は一度もなかったのですけど、
大学にはいってから、ほとんど連絡をよこさなくなってしまいました。
4月から3回生(のはず)です。
先週火曜日に「進級おめでとう\(^_^)/
新学期始まっていますか?またひまを見つけて来てね」
と、さりげなく(?)愛のメールを送りましたが、ノーリプライ。

最近返事もこないんですよ(;_;)、ほんとにもう。
そしたら木曜の夜、彼が mixi のボイスで
「8月から下宿するためバイトやめることを店長とチーフに伝えた。
思った以上に応援してもらえて泣きそうになってもた」
とつぶやいているのを読みました。

そうか、父親とふたりで暮らしているあの家を出るんだな~
バイト先では良くしてもらってたみたいけど、あの店も辞めるんだ~
どこに住むつもりなんだろう~
どんな話になったんだろう~
電話して聞きたいな、でもいやがるかな、どうしようかな・・・?

ものすご~く応援したいのだけど、
暑苦しがられるのもイヤなんですよね。。。

そんなわけで久しぶりにマインドがぐるぐる回って

けっきょく、そ~っと(笑)電話してみましたが、
メッセージが流れてとってもらえませんでした。

が、5分ほどしてメールが届きました。
「はじまっています。はーい」
どうやら、2日前の私のメールへの返事のつもりのようです(遅いって)。

私がしたいのは、彼が下宿をするという話。
mixi に書いている話なんだから、話題にしてもいいよね。
でもきっと息子にしたら、これは、
電話よりメールの方がいいんだろうな。
それでパセージテキストを思い出し、私が伝えたいことは何かなと考えました。
そして短いメールを書きました。
「下宿するんだって?おめでとうかな?なにか手伝えることある?」

すぐに返事がきました。
「9月実習終わってからやから、まださきやけどね」

「おう~21歳の独立やね」と私。
「仕送りはもらうけどね」と息子。

たったこれだけの会話でおしまいです。
素っ気ない?
いえいえ、私にしたらこれだけで充分なのです。
彼が元気なこと。
きちんと、スポンサーである父親と話がついているらしいこと。
私の助けを、彼は何も求めていないこと。
本人に、すべて任せておけばよいっていうこと。
それらのことが、ちゃんとわかりました。
私の気持ちも、伝わったと思います。

May I help you?
微妙な年齢の若者と関係をつくるのに、ほんとうによい言葉です。

秋になったら、もう一度たずねてみましょう。
おかあさんにできること何かある?って。

このアーカイブについて

このページには、2010年4月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年3月です。

次のアーカイブは2010年5月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。