先週神戸であった練成講座は、めずらしくパスしました。
その前の週に関東のライフスタイル分析ワークに行っていたので
ちょっと一休みしたかったのです。
でも行かれた方の報告を読むと、とっても良かったみたい!
カウンセリングの基本をみっちりとお勉強できたようなので
うーん行けばよかったかなぁ~と思い
水曜日に大きなJ先生にお会いした際、
しつこくしつこくしつこく、
どんなことをされたのか、お聞きいたしました。
聞き糾した、とも言います(^^;)
ええっと私が理解したところ
ロジックの原理は、
トピック(エピソード)を聴いたら、
まず劣等感を考え
それから目標を考え
方法を考える。
それからこの目標は達成してよいものかどうかを考え
達成してもよい目標なら、別のもっとよい方法を考え
達成できない目標なら、別の目標をたててそれに至る方法を考える。
ですね。
合ってます?
先生がおっしゃるには「これができなければカウンセリングはできない!」
確かにそうでございます。。。
カウンセラー養成で習ったことを分かりやすくまとめると、この通りです。
ああでも、告白すると、こんなふうに筋道だてて考えていませんでした<(_ _)>
それが証拠に、いざ言葉にしようとすると、おたおたしてしまいます・・・(=_=)
すみませ~ん~(>_<)これから学び直しますっ!
それから、これはカウンセリングでの話ですから
ここでいう劣等感と目標というのは
ライフスタイル分析でいう劣等の位置と優越目標のことではなく、
エピソードの中での、具体的な劣等感と目標だということです。
「私は不器用だ」とか「完璧でなくてはならない」のように一般化した様態ではなく
「子どもが学校に行かない」とか「子どもを学校に行かせたい」とかいう
エピソードにそった具体的なものです。
そうすると、「課題・目標・方法」という
昔習った呼び方が私には分かりやすく感じました。
さてそれでは当面、できるだけあらゆる陰性感情の起こった出来事を
この原則に照らし合わせて考えることにしてみましょ。
まずは自分の事例で練習です。
そうすると、とてもおもしろい・・・
おもしろすぎることが、分かったのでした。
事例その1
昨日は歯医者さんでした。行く前はとても気が重いです。その前の晩もその日の朝も、いっしょうけんめい歯磨きをしました。でもいつも、怒られるわけではないのですが、歯石がたまっているとか、磨き方が悪いとか指摘されます。昨日も、またそう言われるのじゃないかと思い、もう歯医者さん変えちゃおうかなとまで考えました。でも行ったら、今回はあまり文句を言われず、前よりましになったと言われました。
課題(劣等感):歯医者さんに文句を言われること
目標:文句を言われないこと
方法:直前に大急ぎで歯を磨く
われながら爆笑。
この目標は達成していいか?
いいですね、たぶん。でも方法が悪い。
この方法でときどきうまくいくこともあるもんだから、なおまずい(爆)
そうすると、このあたりからのレトリックは・・・
「あなたは虫歯がないのになぜ歯医者さんに通っているのですか」
「歯を健康に保つためです」
「歯を健康に保つためには、前の晩だけいっしょうけんめい歯磨きするのがいいですか、それとも毎晩ていねいに歯磨きするのがいいですか」
「毎晩ていねいにするのがいいですね」
「それについてはどうですか」
「歯医者さんからもずっと言われているんです。結局それしかないですね。あー私、めんどくさがりなんですよ」
「今日は何を学びましたか」
「めんどくさがらずにするべきことはするってことですね」
なんかありきたりだけど、
まあこんなもんかしら。ちゃんちゃん。
事例その2
毎週1回弓道の稽古に通っています。稽古に入ってしまえば楽しいんですが、行く前、気が重いんです。今日は2週お休みした後なので動きをすっかり忘れてしまってて、指導者の先生に「何やってるの!」ってきっと怒られるだろうなと思って、特にイヤでした。休みたかったけど、イメージトレーニングして復習して、がんばって行きました。
課題:弓道の先生に怒られること
目標:怒られないこと
方法:いやいや準備する
おお、同じパターン(爆)
この目標は達成できるか?たぶんできないですねぇ。
前にも言われたけど、武道はキビシイ先生につかねば上手になりませんから。
レトリック
「あなたの願いは何ですか」
「弓がうまくなることです」
「弓がうまくなるためには何が必要でしょうか」
「たくさん練習することと、よい先生につくことでしょうか」
「どんな先生がよい先生だと思いますか」
「きびしく指導してくださる先生でしょうね」
「これからどうしますか」
「うまくなろうと思えば、少々怒られるのはがまんするようにします」
「がまんですか。先生が細かく注意されるのはどうしてだと思いますか」
「ああ、生徒を伸ばそうとして言ってくださるんですよね。がまんじゃなくて感謝しなくちゃいけませんね」
「今日は何を学ばれましたか」
「これからは、注意してくださることをありがたく受け止めます」
・・・なんか、私、とってもわがまま~(>_<)
何も言われたくない
私の好きなようにさせてほしい
でも歯はきれいにしてほしいし弓も教えてほしいのです。
ああ、これはきっと、
対人関係のすべてに出ているライフスタイルでしょう。
しかも、とっている方法が(きゃー恥ずかしい)
直前にいやいや用意したり
いっそやめてやるぅって考えたり、
ひどく子どもっぽいです~orz
はは・・・笑うしかない。
こうなると芋づる式に、次々と似たエピソードを思い出します。
昔アドラーギルドの事例検討会に行くのも、行く前は気が重かったなあ。
ルーマニアのICASSIでも、授業前は緊張でお腹が痛くなったなあ。
いつも学びたいんだけど、
それに伴う対価を払うのを、避けたがっているみたい。
いつも欲しいものはいっぱいあるんです(←強欲レベル1)
できれば、ラクしてゲットしたいんです(←強欲レベル2)
でもそれが無理なときは、だだこねて、値打ちを上げてるわけですね。
どうせやめずに続けるんだから、じたばたせずに受け入れたらいいのにね。
アドラーカウンセラーならこう聞きますね、きっと。
「いつまでそのやり方を続けますか?」
かなりヤバイことに気がついてしまいました(-_-;)
けど、なんせ自己カウンセリングですから
もっと上手なロジック・レトリックがあったら是非ご教示ください。
学びたいんで。
いやがりませんから(^^;)