さてパセージ・プラス実験セッションの3回目。
元町を歩いてノスタルジックになっていただけではありません。
ちゃぁんとお勉強もしてきました。
今回とっても印象的だったのは
対処行動や感情がさまざまであっても
ひとつのエピソードの中では
私的感覚は同じ!
ということでした。
これってちょっとびっくりしませんか?
エピソードから私的感覚を探し出したあとに
「ここ何年も、同じ相手に対して
ケンカをしたり、言い方を変えてみたり、黙ってみたり、
いろんなことをしてきたけど
この相手をこんなふうに変えたい!
という私的感覚の方向はず~っといっしょでした!」
と、言った方がおられました。
なるほど~私も思い当たります。
うまくいっていない相手との間では
いろいろ工夫してみるものの
相手への願い(野望?)は同じなので
一時的あるいは表面的にうまくいっても
実は解決していなかったりします。。。
こんなふうに、複数のエピソードを通して私的感覚が同じこともあるのですが
それでは、ひとつのエピソードの中で
いろんな感情が出たり
いろんな対処行動をしている場合、
それぞれの行動にくっついている私的感覚はどうなっているのでしょう?
先生は、ひとつのエピソードの中では
どこをとっても私的感覚はいっしょだ
とおっしゃいました。
へええ、そうなのか~
と思っていたら
ちょうど、あるひとつのエピソードの中で
感情がいくつか動いて
対処行動もいくつかあったという方がおられました。
グループワークの中でしたが時間に余裕があったので
その方の怒りマックスのところと
フリーズしたところと
それぞれの対処行動を取り出して、それぞれの私的感覚を考えてみました!
(私的感覚を見つけやすいのは、
大きく感情が動いたところ、あるいは
相手への影響の大きかったところなのだそうです。
実際のクライエントさん相手には、こんな実験しない方がいいと思います ^^;)
どうなるかな。
わくわく。
ほんとに驚くべきことに!!
その方が問題ととらえていた現状も
そこで起こった感情も
とった対処行動も
まったく違うのに、
私的感覚(その場で願っていたキラキラ)は
たしかにまったく同じだったのです!
(爆笑)
同じ一つの私的感覚を達成するために
(この場合は、子どもに~~になってもらいたい☆)
人は、なんていろんな方法を編み出すことでしょう~~
と、感動。
手を変え品を変えいろんなことをやってもうまくいかないのは、
・・・・
たぶんその私的感覚が競合的だからです。
と、パセージ・プラスのテキストに書いてあります。。。
相手役である子どもの私的感覚も認め
その方の私的感覚から「やらせよう」という部分を取り除けば、
協力的に問題を解決できることがわかりました ♪
いっしょに検証してお勉強したグループの方々、
どうもありがとうございました!
さて、よし、私的感覚、ばっちりわかった!
みたいにいい気になっていたら
最後にまた混乱してしまいました orz
先生が私的感覚は「行為ではなくて状態」
つまり do ではなくて be だとおっしゃったことから
「ざっくり」考えることを忘れて
悪い癖でまた細かく考えすぎて
最後の最後のグループワークのときに
現状とあまりつながらない私的感覚を提案してしまいました。
そのとき同じグループだった方々、ゴメンナサイ。
やっぱりパセージ・プラスは
対処行動とその根っこ(現状)からぜったいに離れないこと!
それと
ざっくり
ざっくり
ざっくり、がいいみたいですね。