柏原ビエンナーレ

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5月半ば、大阪府柏原市で開催されていた
2年に1度の美術展(ビエンナーレ)に
息子も作品を出すというので、見に行ってきました。

横浜のトリエンナーレや神戸のビエンナーレは有名ですが、
柏原のは町おこし的なもので、あまり敷居も高くないようです。
さまざまな作家(と作家の卵)さんたちが展示していました。

行った日は、あいにくの雨。
私もお休みだったし
息子も1日中会場にいるというのでその日にしたのですが、
朝からなんだか体がだるくて、ゾクゾクと寒気がしますw
でももうあと行ける日がないし、
ともかくイブを2錠のんで、強引に体調を上げて出かけました。

メイン会場は近鉄安堂駅近くのホールでしたが
雨だし、寒いし、そちらはパスさせていただいて、
息子の展示場所に直行しました。
いくつかサテライト会場があるのですが、
そのうちの古い家屋を一軒、使わせていただいています。

JR柏原駅から、地図をたよりに旧奈良街道を南下。
街道ぞいの一画にテントがはってあって
そこにたむろしているおじさんのひとりが声をかけてくれました。
「家屋Cはどこですか」と尋ねると
「こっちこっち」と案内してくださいました。

kashiwara.jpgこ、こんな所を入って行くんですか?
みたいな
kashiwara2.jpg奥まった路地の、
さらに奥。
kashiwara3.jpgひとりじゃ絶対行き着けないと思われる
廃屋めいた家の玄関で、息子と再会しました。
ほっ(^o^)

実際、今回サテライト会場に使わせていただいた家屋群は
このあと、取り壊しが決まっているのだとか。
だから芸術家のみなさん、どうぞ好きに使ってください!というわけで
別の家屋は、土足で上がるようになっていたり
家中に文字を書いたり畳に色を塗ったり、
いろんなふうに使われていました。

息子は今回も映像作品で、
8畳ほどの和室にこんなものをぶら下げて

er3.jpgなんだこれは?

指定の位置にすわると、
鑑賞者自身の影がスクリーンに映し出され

er3-2.jpg鑑賞者は、それがゆっくりと薄くなっていき
淡い色の映像に
だんだん、だんだん、
溶けこんで消えていくのを
体験するようになっていました。

なんで影が消えるの?
不思議~!
説明聞いたけど忘れました ^^;

癒し系の音楽も映像に合わせて作ってあって、
ゆっくりと流れる光と影を眺めていると
ちょっと夢見ているような気持ちになるのでした。

この作品のタイトルは、「早期回想#3」
ええんかいな?・・・もだったけど(-_-;)

er3-3.jpgこういったジャンルを
インスタレーション(空間芸術)というそうです。
(この説明もいろいろ聞いたけど忘れた ^^;)

見る人によっては、とっても気に入って
君は禅の思想を勉強しているの?とか
これは君が思っている以上のことを表現している!とか
評価してくださったようですが

通りがかりにたまたまのぞきに来た人とか
学校帰りの子ども連れのお母さんとか
そもそも5分間じっと座ってスクリーンを見るという
時間的気分的余裕のない方が大半でしょうから
「わからんわー!」とさっさと出て行かれることもあったようです。

er3-4.jpgそれでも
美術館に来る層とはまた違う、一般の方を対象に
こうやって無料の公開の場を与えていただいて
生のきびしい声が聴けるのって、
得難い経験ですよね!
全員に「わからんわー!」と言われる可能性だってあるのに、
少数でも評価してくださる方がいらっしゃったなんて、
すごいことよね~って親バカは思うのでした。

卒展と同じく和紙とハーフミラーを使っていますが、
今回はいわゆる鑑賞者参加型に進化していました。
しかし、影を消すとは「すごいアイデアだね♪」と言いましたら

kashiwara4.jpgいや、アイデアだけじゃあかんのやで!
アイデアと、何を表現したいのかというコンセプトと
それを見た人が感じとることと
その3つで、はじめて作品になるんや!

だそうです。
はーい、先生。


その夜、息子はうちに来て
豆ご飯、鮎の塩焼き、若竹煮など食べながら
大学院の話とか、留学やコンペ出品の計画、
次の作品の話などを聞かせてくれました。
いろんな出会いを糧にして、世界がぐんぐん広がっているようです。

それになんだか、以前より、さらにやさしくなった気がします。
おだやかで落ち着いている。
うるうる。

考えたら娘も、大学が終わる頃から急速に大人びたように思います。
もうちっとも危なっかしくありません。
そういう年齢になったんでしょうね・・・


こんなふうにしあわせな一夜だったのですけど、
息子の帰ったあとの午後、ついに熱発(-_-;)
まあ、無理を承知で、息子とのタスクを優先させたのですから
当然の結末ですね。

おかげさまでお仕事を休ませていただいて
水分をとってぐ~っと寝たら、あとは速やかに回復しました。

しかし、なんでいっつも
息子の「早期回想」シリーズを見に行くときは
コンタクトが割れたり熱が出たりするんだろー
まさかタイトルがアドラーの神さまの逆鱗に触れているとか(^^;)
ないよね。

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息子さん、楽しそうでなにより。

以下蛭のお話を読んで。
私は、もともと蛙嫌いなんですが俳句をはじめた頃から相当近くで観察できるようになりました。句のほうは作っても選にははいりませんでしたが。
蛭にはお目にかかったことありませんがどうでしょう、、、。
歳時記に蛭の句ありました。

 見下して蛭を蔑むことはやさし 山口誓子

ですって。

Pekoさま
うーん、ヒルさんとカエルさんと比べるなら、私はカエルさんのほうがずっと仲良くなれそうですねえ。ヒルさんをじっと観察するのはご勘弁願いたいです。
それにしても歳時記でも見下してしまわれるヒルさんてちょっとかわいそう。。。いや、でもお友だちにはなりたくない!(>_

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このページは、ayakoが2012年5月21日 17:56に書いたブログ記事です。

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