Angulimala

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4,5日ものあいだ
だいたい同じ面子の者たちが同じ場所に通っていましたから
日ごとに知り合いの数が増えて仲良くなり、
居心地よくなって、ちょっとアドラーの合宿みたいになりました♪

ある晩、ガーチェン・リンポチェを囲んで
希望者でネパール料理を食べに行く機会がありました。

まだあまり知り合いがいなかったのだけど
勇気を出して参加しました。

たまたまその日のお昼休みに、少しお喋りをした台湾の方が
「この方、大阪からだから、リンポチェの近くに座らせてあげて!」と
みんなに呼びかけてくださったので、
おかげでとてもいい場所に座らせてもらえました。

リンポチェと同じテーブルではありませんが、
左側、人ひとりを挟んで、リンポチェが座っておられます。
そこから、とても強いあたたかな力が放たれているのが感じられるのです。

近くの席でお喋りした方々は、
東京でフリーチベット活動を熱心にやっておられたり
インドやチベットに何度か行っていたり
私がTwitterでフォローしている有名な先生のお知り合いだったり
いろんなつながりや情報がとても面白かったです。

なんだか知らないうちに「シスターズ」が結成されていて
私は「大阪のシスター・あやこさん」となってしまっておりました(^_^;)
いつの間にやら、自然にハグする間柄になりました。


さてその間もずっと、左側からはリンポチェの波動が伝わってきます。
チベットのカム地方の方言しかお話しにならないので
お喋りしたい人は代わる代わる近くに行っては
通訳のラマに訳していただいているようです。

私は自分の席でずっとリンポチェを感じ続けていましたが、
何度かそちらを見たときに、
やさしい笑顔でこちらを見ておられるリンポチェと
目の合うことがありました。

まるで仏さまのような、その目!

私の口元も自然にほころんで
ただ、同じように見つめ返しました。
言葉は何もいりませんでした。
時が止まったような
そんな数秒間が何度かありました。

リンポチェのあの微笑みを見るだけで
人は菩薩になれると、私は思います。


angrimala.jpg.jpeg.JPGリンポチェと目が合ったら
仏陀に睨まれたアングリマーラのように動けなかったよ、と言った人がいました。
アングリマーラ!

アングリマーラの話は仏教で有名です。
盗賊だったとも、破戒僧だったとも言われますが、
あることから人を100人殺す誓いをたて、
殺した人の指を切り取って首飾りにしていたので
アングリマーラ(=指の首飾り)と呼ばれ怖れられていました。
100人目に釈迦と出会い、
その場で釈迦に帰依し、
のち成就したと伝えられています。

睨まれたわけではありませんが
私も動けなかったことはたしかです。
いつまでもあの微笑みの中に浸っていたかったから。。。

そのアングリマーラを、
私は自分とまったく関係ないものと考えていました。

でもリンポチェの前に出ると
自分が清浄でないこと
この心が煩悩で汚れていることが、よくわかります。

今生では人を殺すような悪業は犯していませんが、
それでも振り返れば、たくさんたくさん
意識的にも無意識的にも人を傷つけてきています。
しかも始まりのないほどの過去生から考えたら、
私の犯したかもしれない罪は、どれほどでしょうか?

誰もが、アングリマーラです。

私はとても怖がりで
いつもたくさんの恐れをもっています。
それから逃れたいので、いつも我が身を守ろうとして
それが煩悩を生み、苦を生んでいます。
伝説のアングリマーラも、
おそらく根本には耐えられないほどの恐れがあったのではないかしら。

「仏を信じて行くことは、一切の恐れから解放される道です」
通訳のラマを通してガー・リンポチェのこの言葉を聞いたとき
この道を行こうと、心の底から思いました。
恐れから解放されたい!救われたい!(ToT)
どんだけ私は怖がりなのでしょう・・・

目の前にいらっしゃるこの方は、
修行の力によって、現実の、究極の恐れを克服した方です。
生きた証拠を前にして
何をためらうことがありましょうか。

コメント(2)

今日は人を一人傷つけてしまったように思います。
「あなたは間違っている」という裁く心がありました。

>誰もがアングリマーラです。

この言葉が胸に響きました。

私も恐れているのでしょうか?

朋子さん
裁く心・・・それにすぐ気がつかれるのはとっても素敵だと思います!
煩悩は大きく分けると貪瞋痴の3つだと習いました。私は、貪も瞋も痴も、残念ながらすべてバランスよくもっておりますが、とりあえず今は貪る心から退治していきたいと思っています。人からの評価や愛、自分の安楽や安心を、けっこう貪欲に求めているなって思うので・・・修行でございます。焦っても今生で行けるところまでしか行けないので、ゆっくり歩いていきましょうね~!

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このブログ記事について

このページは、ayakoが2012年6月 9日 00:11に書いたブログ記事です。

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