Root Lama

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5月末の数日間、東京に行っていました。
ある高僧(リンポチェ)とお会いするために。

行くことを決めてから、ずっと楽しみにしていました。
その方にお会いしたなら、引きつけられて離れられなくなるか
あるいはまったく合わないと感じてすぐ離れることになるか
そのどちらかしかないだろうと、なんとなく思っていました。

お会いして
この予感の正しかったことが分かりました。
その方の磁力はそれほど大きかったのです。
出会ってしまいました。

ガーチェン・リンポチェ。

チベット東部ののカム地方で1936年にお生まれになったので
御年76歳でいらっしゃいます。
7歳でディクン・カギュ派開祖の高弟の生まれ変わりと認定され
僧院に入られました。
しかし1959年、中国のチベット侵攻により投獄され、
その後、20年間、労働キャンプと獄中で過ごされました。
精神に異常をきたす人、自殺する人も大勢いたその環境の中で
本当の意味で修行をしたとおっしゃいます。

しかし、悲惨な体験をなさったはずの
この方から溢れ出ていたのは、
やさしさ
おだやかさ

いつくしみ
慈悲の心
菩提心
そのものでした。
(ToT)
私はこのような方に、初めてお会いしました。
そしてこのような方にお会いできる日を
ずっと待っていたのだと思いました。

この方についていこうと決めたとき、
チベット仏教の何派だとか、
通訳を介さないと言葉が一切わからないとか、
そういうことはすべて頭から抜け落ちていました。
ただ、菩薩が人間の姿をとって目の前におられると確信した
それだけが十分すぎる理由です。

昨秋から私は、憑かれたようにチベット仏教の本を読みあさり
手の届く範囲でチベット仏教のお話を聞きに行き
初学者として、まず頭で仏教を理解しようとしてきました。
それらはすべて必要なことだったと思います。

そしてガーチェン・リンポチェは、
言葉を越えて私のハートをノックし、
魂をゆさぶりました。


仏教を教えてくださる方はみなラマ(先生)です。
たくさんのラマから教えを受けたら、全てのラマを尊敬すべきです。
ですが、どのラマが自分のルート・ラマ(根本ラマ)かということは、
自分が決めればいいのだと教えていただきました。

何をもって決めるのかといえば
自分に愛と思いやりの心を与えてくれた者
その人がルート・ラマだ、と。

今までお出会いしたラマの方々の中で
理屈でなく、言葉でなく、計算も何もなく
ただ、その存在でもって、私に菩提心を教えてくださったのは
このリンポチェです。
この方に帰依します。

garchen2.jpg

本気で後戻りのできないところに来てしまった気がします。
これからますます、抹香臭い人間になって
お友だちが減るかも。。。

ま、チベットのお香は
日本のお香よりエキゾチックで、抹香臭いとはいえませんけどね(^^)

コメント(4)

>本気で後戻りのできないところに来てしまった気がします。

この言葉に痺れました。
すてきすてき~☆

だんだん抹香臭くなる文子さん、素敵です!
帰依する方が見つかってよかったですね☆

15:30にコメントをつけたのは私です。
名前を書き込むのを忘れて匿名になってしまいました。
ごめんなさい。

えなさん
(^_^)おぉ、えなさんもロマンティストでいらっしゃいますね。ご同類ですな

朋子さん
抹香臭くなっても続くお友だちとは続くのですね☆ありがとう~

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このブログ記事について

このページは、ayakoが2012年6月 9日 00:08に書いたブログ記事です。

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